
発行日:2025年3月24日
発行者:みなとラボ出版
255mm × 210mm 44ページ
一般社団法人3710Lab(みなとラボ)は写真家の津田 直氏と協働し、海と人との共生に向きあうための新たな海洋教育のモデルを開発しました。北海道のオホーツク沿岸から根室沿岸のフィールドワークや、幾度となく対話を重ねた先に目指したのは、かつてオホーツクに暮らしていた人々のまなざしに触れ、海と森のつながりを通じ、海と結ばれてきた関係性を辿り直すことです。そこから「教育」として何が大事になるのかを再考し、海洋教育プログラム「海を見ているたくさんの目/聞こえてきた海」をつくり上げました。根室市立おちいし義務教育学校5、6年生とともに、夏と冬の2回に渡り行なったプログラムの様子と子どもたちが取り組んだ成果を収録し、他の地域でも取り組めるよう冊子としてまとめました。
「海はわけられない」、オホーツク海と太平洋に突き出した半島である根室の自然環境を歩き、森と海を体験し、霧の存在を実感したことで感じた「わけられない全体」にどう向きあうか。それはこれからの海の学び=海洋教育を実践し、共有していくためにも必要な問いです。この冊子がこれからの時代の教育、ひいては未来のため大事なことを見つめるきっかけになればと願っています。本書は、日本財団の助成を受け実施いたしました。
《目次》
はじめに
北海道オホーツク沿岸のフィールドワーク
田口康大×津田 直 対談抜粋
津田 直の写真
ワークショップの様子(夏/冬)
ワークショップで制作した子どもの作品(夏/冬)
海洋教育カリキュラム
《著者プロフィール》
田口康大(みなとラボ)
1983年青森県生まれ、秋田県、宮城県育ち。東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター特任講師。教育学、教育人間学を専門とし、人間と教育の関係について研究している。2015年には、「海と人とを学びでつなぐ」をテーマに次世代の教育について考える一般社団法人3710Lab(みなとラボ)を立ち上げ、代表理事も務める。学校と協働した教育プロジェクトを数多く手掛け、著書に、鹿児島県立与論高校の授業で制作した『与論の日々』などがある。https://3710lab.com
津田直
1976年神戸生まれ。世界を旅し、ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている写真家。文化の古層が我々に示唆する世界を見出すため、見えない時間に目を向ける。2001年より国内外で多数の展覧会を中心に活動。最近では、現代美術のフィールドを越えて他分野との共同制作や雑誌連載、講演会、特別授業も行う。主な展覧会に『SMOKE LINE-風の河を辿って』(資生堂ギャラリー、2008)、『エリナスの森』(三菱地所アルティアム、2018)、音楽家・原 摩利彦氏との共作『トライノアシオト』(太田市美術館・図書館、2022)などがある。2010年、芸術選奨新人賞美術部門受賞。大阪芸術大学客員教授。https://tsudanao.com
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