
発行日:2024年11月20日第1刷、2024年12月18日第2刷
発行者:COOKIEHEAD
A5版 50ページ
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出身の東京を離れニューヨークで11年間暮らしてきた著者は、自身の揺らぐアイデンティティと向き合うなかで、アジア系や日系であるという自身の属性、そしてそれによって形成される集合体を「あえて」意識することが度々ありました。本作は、その経験を振り返りながら、アジア系・日系アメリカという集合体の記憶(歴史)をたどり、その内部で生じる不和や、他の集合体との不均衡を考察するものです。
そして、「移民の国」「多様性の国」とされるアメリカが抱える歪みを直視する、エッセイと論考の間のようなzineとなっています。さらに、どこにいる時であっても「+女性」となる交差する立場についても考察しています。
市井のひととして読んだり聞いたり見たり知ったり考えたり感じたりしてきたことを、日本で日本語で出してみたいな.......よし、やってみよう!そうやっていざ書き始めてみると、エッセイと論考の間のような文章を気づけば3万字も綴っていました。
《目次》
原爆投下を正当化せずに......
アメリカでは「ヤバいわけじゃない」のがヤバい
属性と集合体は私を考えさせ、そして黙らせる
コウチヤマとデイヴィスのトランスナショナルなヒント
YOUは何しにアメリカへ?
「アジア大陸からやってきた人たち」
アジア系アメリカ「+女性」であるということ
アジア系の「異質な他者」は脅威
「黄色い危険」
記憶がつなぎ、記憶が乱す、アジア系アメリカ
アメリカのせいでアメリカに......
やってきたアメリカにも、記憶があるー先住民の記憶
誰かにだけ、ちゃんと「ごめんなさい」したところで......
日本とハワイとアメリカの狭間で
アジア系アメリカだからこそできること
アジア系アメリカによる、課外と被害の連続性と対峙
「アジア系」と「アメリカ」に断絶せずに
これからも続くプロセス
声にできないし、プラカードにも書き切れないもの
ーパレスチナ解放のマーチに行った日の日記に手を加え、あとがきとして
参考文献(およびこのテーマにおけるオススメの本)
《著者プロフィール》
COOKIEHEAD (she/her)
東京出身、2013年よりニューヨーク在住。ファッション業界で働くかたわら、市井のひととして「木を見て森を見ず」になりがちなことを考え、文章を綴る。執筆するテーマは、社会、コミュニティや移民アイデンティティから、読書文化、ファッションや美容など多岐にわたる。ブルックリンの自宅にて保護猫の隣で本を読む時間がもっとも幸せ。
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